“段取り8割”は本当?鉄筋工事で準備が重要な理由
「仕事は段取り8割」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
実際に作業する時間だけでなく、その前の準備によって仕事の出来が決まるという考え方です。
鉄筋工事では、この言葉が非常によく当てはまります。
図面を確認する。
鉄筋を加工する。
材料を搬入する。
施工場所へ必要な材料を配置する。
他業種との工程を確認する。
こうした準備が整っているからこそ、現場でスムーズに配筋作業を進めることができます。
今回は、鉄筋工事における「段取り」の重要性についてご紹介します。
★まずは図面の確認から
鉄筋工事の段取りで最初に大切なのが、図面を確認することです。
どこに。
どの太さの鉄筋を。
何本。
どの間隔で。
どのように配置するのか。
こうした情報を理解していなければ作業は始められません。
施工場所へ行ってから毎回図面を確認し、
「次はどうする?」
と考えていては時間がかかります。
事前に図面を確認し、作業の流れをある程度イメージしておくことが重要です。
⚙加工の段取りで現場が変わる
鉄筋工事では、必要な寸法や形状に合わせて鉄筋を加工します。
その加工が正しくできていなければ、現場で組むことができません。
長さが違う。
曲げ位置が違う。
必要な本数が足りない。
こうしたことが起これば、現場の作業が止まる可能性があります。
そのため、
✅ 必要な形状
✅ 寸法
✅ 本数
✅ 使用する場所
を確認しながら加工します。
加工段階でミスを減らすことが、現場のスムーズな施工につながります。
★材料を置く場所まで考える
鉄筋を現場へ搬入した後、どこへ置くかも重要です。
ただ空いている場所に置けばいいわけではありません。
これから使用する場所に近いか。
他業種の邪魔にならないか。
重機や資材搬入の動線をふさがないか。
施工する順番で取り出せるか。
こうしたことを考えながら材料を配置します。
せっかく搬入しても、必要な鉄筋が一番下にあれば取り出すのに時間がかかります。
➡ 材料を置く場所も、立派な段取りの一つです。
⚠安全対策も段取りの一部
段取りというと、
「どうすれば早く仕事が進むか」
というイメージを持つかもしれません。
しかし、安全に作業するための準備も重要です。
作業場所に危険なものはないか。
材料を安全に運べるか。
足元は整理されているか。
他業種の作業と重ならないか。
こうした部分を事前に確認しておくことで、事故のリスクを減らすことができます。
安全は、作業が始まってから意識するものではありません。
作業前の段階から考えておくことが大切です。
☺他業種との工程調整も必要
鉄筋工事は、建築現場全体の工程の中で進めていく仕事です。
鉄筋工事だけが自由に作業できるわけではありません。
型枠工事。
コンクリート工事。
設備工事。
電気工事。
さまざまな工事と関係します。
例えば、
「ここまで鉄筋を組まないと次の工程が進まない」
という場面もあります。
そのため、自分たちの作業だけでなく、
「次の業者がいつ入るのか」
まで把握しておくことが重要です。
☔予定通りにいかないことも想定する
どれだけ段取りしていても、現場では予定通りにいかないことがあります。
雨が降る。
材料の搬入が遅れる。
前工程が終わっていない。
急な変更が入る。
このようなことは珍しくありません。
だからこそ、
「この作業ができなければ、先にこちらを進める」
というように、別の動きも考えておくことが大切です。
段取りとは、予定を決めることだけではありません。
予定が変わったときにどう動くかまで考えておくことです。
➡新人ほど“次の仕事”を意識する
新人の頃は、
「これ運んで」
「ここを結束して」
と言われた仕事をこなすだけで精一杯かもしれません。
しかし、少し慣れてきたら一歩先を考えてみます。
今ここを組んでいる。
次に使う鉄筋は何か。
その材料はどこにあるか。
先輩が次に必要とする道具は何か。
こうしたことを考えられるようになると、仕事の流れが見えてきます。
「言われる前に準備できる」
ようになると、現場でも頼られる存在になっていきます。
⚒道具の準備も忘れない
材料がすべて揃っていても、必要な道具がなければ仕事は進みません。
その日の施工内容に合わせて、
必要な工具。
消耗品。
加工に必要な設備。
安全に必要なもの。
などを事前に確認します。
現場に着いてから、
「あれを忘れた」
となれば、取りに戻る時間が必要になります。
毎日使用する道具については、チェックする習慣をつけておくことも大切です。
★片付けも次の日の段取り
その日の作業が終わったとき、
「終わったから帰ろう」
ではなく、翌日のことも考えます。
余った鉄筋を整理する。
工具を片付ける。
通路を確保する。
翌日使用する材料を確認する。
このひと手間があるかどうかで、翌朝のスタートが変わります。
朝一番から探し物をする現場と、すぐに作業を始められる現場。
一日積み重ねれば、大きな差になります。
⭐鉄筋工事でも“段取り8割”は本当
鉄筋工事では、実際に鉄筋を組んでいる時間だけが仕事ではありません。
図面を確認する。
材料を加工する。
搬入する。
使いやすく配置する。
道具を準備する。
周囲の工程を確認する。
安全を確認する。
こうした準備があって初めて、現場でスムーズに作業できます。
段取りが良ければ、作業に余裕が生まれます。
余裕があれば、確認も丁寧にできます。
その結果、施工品質や安全性にもつながります。
「段取り8割」という言葉は、鉄筋工事においても決して大げさではありません。
私たちも、一つひとつの現場で事前準備を大切にし、安全で正確な鉄筋工事につなげています。
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愛媛県松山市で建設用鉄筋加工と施工を手掛ける有限会社山口鉄筋です。
愛媛県一円でマンション、病院、各種工場、学校、公共施設など
さまざまな建物の建設現場で活躍しています。
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